弊社には、今妊娠をして9ヶ月目になる女性チームメンバーが働いています。
妊娠してからフルタイムでずっとアクティブ・コネクターで働く中で、妊婦として働く大変さや感動についてをヒアリングしました!
①オフィス内外のいろいろな匂いが辛かった時期
「普段意識していないとわからないくらいの、他チームメンバーの香水やシャンプーの匂いだったり、オフィスの近くの漢方薬局の匂い、オフィスがある同じビルのレストランからの匂い・・・等、働く環境にはいろいろな『におい』がありました。その匂い一つ一つが、つわりの最初の時期は辛かったです。
特にまだ妊娠しているということを公表できるようなタイミングではない時には、自分がにおいに極度に敏感になっているということを、周りの人に伝えることもできず、他の人に失礼にならないようにひたすらマスクをしたりしながら耐えるしかなかった時期は大変でした。」
②営業・訪問先で出されるコーヒー
「お腹が大きくない状況では、誰も妊娠しているとわかりません。ましてや、クライアントや関係者にわざわざ妊娠しているということを、伝える必要は滅多なことがない限り伝える必要はないかと思います。
そんな中、企業を訪問すると大体コーヒーが出されます。またコーヒーでなければ緑茶です。カフェインをとってはいけないとか、いいとかは、いろいろなことが言われている一方で、当たり前のようにカフェインが出るのは、妊娠していて神経質になっている時は、辛かったです。一口も飲まないのも相手に失礼に見えるのではないかと、気にしました。」
③妊娠していると伝えるタイミング
「周りに迷惑がかからないように、できるだけ早めに妊娠をしていると伝えたいと思っていました。一方で、妊娠・出産は本当に色々と最後まで何があるかわかりません。
そんな中で、いろいろなこれからのリスクがゼロでもないにも関わらず、とりあえずチームに伝えなければいけなかったのは、プレッシャーでした。チームには、どういうリスクがどんな風にあるのか、ということを伝えて、事前に何かあったときに、過度に周りが心配したりしないようには伝えました。とはいえ、できれば出産というパーソナルなことは、できるだけ静かに自分ごととして進めていきたい気持ちも大きかったのですが、これが『社会人』としての責任というか逃れられないことなんだと思いました。」
④取引先の企業の担当者の方々の理解があるとき!
「さすがにお腹がとても大きくなってきて、色々とそれに伴う不調が出てきたときくらいから、外回りの打ち合わせを控えめにするようにしました。
そういうときには、もう仕方ないので、打ち合わせ先の企業に、妊娠しているので、スカイプでの打ち合わせの対応ができないか、と打診をします。
また担当企業様への対応が十分にできなくなる時期があることも懸念し、他メンバーへの引き継ぎをしたい等の連絡をしたりしました。
そんなときに、取引先の企業の担当者様、皆様が理解を示してくださり、無理なお願いを聞いてくださったのはとても嬉しく思いました。いろいろな人にあたたかいお言葉をかけていただき、無理を受け入れてくださいました。ダイバーシティーへの受け入れがある企業の皆様だからこそなのかな、と思ったりもしました。」
⑤ダイバーシティーへの理解が深まった
「妊娠をするまで、体力に自信があり、女性としてのアイデンティティーというのもそこまでなかったのが事実です。すぐに体を壊してしまう人、子育てで色々なイレギュラーな状況に直面する人・・・そういう人を見て、理解をしてはいたと思いますが、共感はできてないかったと思います。
心のどこかで、ある程度根性でどうにかならないものか、と思っている自分がいたのも事実です。
妊娠をしてから、自分の体の状況を自分の根性や努力だけではどうにも出来ないという状況に直面して初めて、あー本当に色々な人がいて、色々な人がその状況で必死で頑張っているんだな、というのを共感できるようになった気がします。」
妊娠・出産は病気ではないものの、普段とは違う状況になるという意味では、確実に「イレギュラー」な状況だと思います。
そういうイレギュラーな状況の妊婦さんが、うまく活躍できるような会社の環境づくりを、アクティブ・コネクター一同で心がけていきたいと思います。