多様性と自由な環境が生み出すイノベーション!【TechMagic株式会社】

 
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自由で創造性あふれる組織の秘密は、「一貫性のある採用と組織づくり」にあり!
#50名以下ベンチャー #外国人エンジニア採用 #ダイバーシティ
 
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「テクノロジーによる持続可能な食インフラを創る」というミッションを掲げ、ハードウェアとソフトウェアを融合した調理ロボット、業務自動化ロボット、AIプラットフォームの開発をしているTechMagic株式会社。外食産業のロボット開発においてはパイオニアの同社に、組織づくりや人材採用を探るべく、Founder & CEOの白木さんとAdministrative Officerの杉山さんにお話を伺いました!
(聞き手:アクティブ・コネクターCEO 松本)
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目次
1. 創業の原体験は、CEO白木さんの祖母への想い
2. イ3つの採用基準が生み出す、ベストフィットな人材採用
3. 大切にしていることは「本質追求」
4. スピード・柔軟性・自由な組織
 

1: 創業の原体験は、CEO白木さんの祖母への想い

松本: TechMagic株式会社とは、どのような企業なのでしょうか。
 
白木さん「テクノロジーによる持続可能な食インフラを創る」をミッションとしている会社です。生産農家から飲食店に至る“食のバリューチェーン”において、最先端技術を駆使して課題解決や最適化を図るための製品、サービスを開発しています。
事業としては現在3つ。一連の調理工程を自動化していく「調理ロボット事業」、調理に付随する単純作業を自動化する「業務自動化ロボット」、データを利活用した新たな付加価値を提供する「AIプラットフォーム」です。
 
松本創業した経緯をお伺いできますでしょうか。
 
白木さん:大きかったのは祖母です。祖父が他界してから、料理をしなくなり、スーパーのお弁当などが増えました。ただ、やはり好きなものを好きな時に温かい状態で食べたいという話を聞き、調理ロボットがあれば祖母をはじめ世界中の人達の役に立ち、人類の成長に貢献できるのではないかと考えるようになりました。
 
家庭向け調理ロボットの構想を進める中、外食産業の長年解決されない課題を知りました。80%を超える外食企業が人手不足と感じており、利益率が低いコスト構造で廃業する会社が他業界と比べても多いことです。これらの課題に対し調理ロボットを活用することで、コスト構造の改革ができるのではないかと強く思うようになり、大手外食チェーンの厨房でアルバイトを始め、現場の課題を身をもって体験した後、会社を創業しました。
 
松本なるほど!ただ多くの分野で機械化が進む中、まだ調理ロボットがないのは、それなりに難しいからだと思いますが、そこに新規参入し、できると確信した要素は何かあったのでしょうか。
 
白木さん:外食企業様、パートナー企業様のご支援と優秀なエンジニアの支えがあり、調理ロボット、業務自動化ロボット、AIプラットフォームなどの製品開発が実現できています。
幸い、創業して数か月後に大手外食企業様と調理ロボットの開発契約を締結することができました。
 
前例のない製品開発のため、試練の連続ですが、着実にコア技術を蓄積しています。弊社エンジニアは、技術力に自信があり、様々な産業で活躍してきたプロフェッショナル集団です。
徹底的にお客様の課題、ニーズをヒアリングしながら、お客様が成長できる製品づくりを心掛けて
開発しています。
 
「テクノロジーによる持続可能な食インフラを創る」ことが人類を幸せにすると信じて、
どんな難題にも挑戦していきたいと思っています。
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2: 3つの採用基準が生み出す、ベストフィットな人材採用

 
松本:人材採用の面で大事にされていることは何でしょうか。
 
白木さん:まずは「技術力」、次に人格、3つ目は成長意欲です。3つ目に関しては、今まで何か難しいことに挑戦してどう乗り越えたのかを、いつも面接の際には確認しています。新しいことを学ぶ意欲があるかどうかはやはり重要だと思います 。
 
松本:技術力は比較的確認ができると思うのですが、良心があるか、努力できるのかの確認はどう制度化されているのでしょうか。
 
白木さん:同じチームで働く複数人が面接し、その人たちが一緒に働きたいかどうかで評価しています。皆が一緒に働きたいと言うのであれば合格、反対者がいればその人の意見を聞きます。
 
松本:弊社からも外国籍の方を採用されていますが、なぜ外国籍の方の採用に取り組まれているのですか。
 
白木さん外国籍かどうかは考えていないです。先ほど申し上げた3つに当てはまるかどうかなので。実際に採用している人は技術力もあり、人格も素敵で頑張れる人で、3つが揃っているから採用につながっています。それに、日本人だけでメンバーを揃える必要はないと思っています。
 
松本:外国籍の方に対しては、多くの企業で言語の壁、文化的背景や常識の捉え方の違いから、採用を躊躇しがちなのですが、御社では障壁はなかったのでしょうか。
 
杉山さん:採用している外国籍の皆さんは日本語が使えるので特にコミュニケーションで困ることはないですね。たまに、敬語がうまく使えないために社外の人とのコミュニケーションが難しいのかなと感じることはありますが。
 
松本:お話を伺っていると、御社では人の見極め、カルチャーフィットがしっかりできる人を採用されていると感じます!言語もあえて英語化せず日本語としているところも、チームとしてのまとまりにつながっているのでしょうか。白木さん:今は日本人が多いですが、どこかのタイミングで必要に応じて英語化するかもしれません。
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3: 大切にしていることは「本質追求」

松本:次に組織づくりについてお伺いしたいのですが、ソフト、ハード、また、出身企業も様々な方々が集まる中で、どのようなことを大事にされていらっしゃるのでしょうか。
 
白木さん:まずは、しっかり志を共有すること、最初に申し上げた弊社のミッションを実現するというのが土台にあります。またTechMagicスタンダード(行動規範)では、①新価値創造 ②本質追及 ③プロフェッショナリズム ④透明性 ⑤多様性からの成長の5つを定め、同じ価値観で働くことを大切にしています。
 
松本:トップダウンというより、一人ひとりの意見や個性を大事にしながら権限を大幅に移譲しているように感じますが。
 
白木さん:そうですね。目指すべき姿、それに向けての戦略などは経営メンバーが中心となって決めますが、プロジェクトのマイルストーンや役割の棲み分けなどはプロジェクトリーダーが中心となってメンバーと議論しながら決めています。
その中で特に重視しているのは、「本質追求」です。例えば社長が言うから正しいのではなく、何が本質なのか、皆で意見を出し合い、最終的に判断するべきということを会議等でも伝えています。入社時期や年齢、性別、出身企業など関係なく、皆が本質追求を自主的に見定めることができる企業は強いと思います。
 
松本:新しいプロダクトを作るに当たり、特定のプランを具現化する方が分かりやすいと思うのですが、あえて皆で作り上げる際のポイントはありますか。
 
白木さん:プロジェクトリーダーを決める時は、私が指名するのではなく、メンバーから立候補者を募るなど自主性を重要視しています。プロジェクトリーダーになる人は、技術的難易度とリスクを認識して、それでも実現できると思う人がリーダーになっています。
 
松本:なるほどー!リスクと自信のバランス感覚がある人ということでしょうか。
 
白木さん:そうですね。今までに前例のない製品開発なだけに絶対に大丈夫だという人だと逆に心配ですね(笑)。それよりはきちんとリスクを見据えたうえで計画を実行できるような人だと信頼が持てます。でも、誰もがプロジェクトリーダーを張れるぐらいの力量を持っていると思っていますよ。
 

4: スピード・柔軟性・自由な組織

 
松本:組織として、状況や人数に合わせて有機的に変えていきたいということですが、その中で絶対に大切にしたいことは何でしょうか。
 
白木さん:やはり自由な組織文化があり、スピード柔軟性を意識し続けないと、ベンチャーとして成長し続けることは難しいです。
 
松本:自由を求めるうえでの限界点はありますか。
 
白木さん:試行錯誤していますが、基本的にアウトプット重視であるべきだと思っています。働き方にしても裁量労働制で、時間で雇っているという意識はないですね。
また、社内に「30%ルール」という研究開発制度があり、自分たちの時間の30%で、自由に会社の成長につながる研究開発ができます。材料予算30万円で3カ月、これを何回かフェーズに分けて実施しています。ここからも自由な発想が生まれていますよ。
 
松本:ダイバーシティについてはどのように捉えていらっしゃいますか。
 
白木さん:国籍だけでなく、年齢、性別、バックグラウンドの企業など、多様性が生み出す価値は大きいと思います。ダイバーシティ溢れる組織であり続けることで、グローバルへの事業展開もしやすくなるでしょう。
 
松本:非常に軽やかに自由な組織をつくられているように感じますが、他の企業様でダイバーシティを取り入れていくうえでのアドバイスをいただけますか。
 
白木さんダイバーシティを尊重しない企業に未来はないと思います。引き続き、TechMagicも多様性からの成長を意識し続けたいと思います。
 
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◇◇◇◇
~ インタビューを終えて ~
TechMagic社とは「信頼のおける素敵なメンバーで成り立っている組織・自由に意見が言える組織」なんだと感じました。インタビュー中も、メンバーがワイワイとランチをしている風景も垣間見させていただき、とても楽しそうな様子でした。
やはりこういった自由でフラットな組織から、イノベーションが生まれるんだなーと改めて納得!                         (アクティブ・コネクター CSチーム 松永)

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