私たちの想像をはるかに超えた「ダイバーシティの体現者」 【株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク】

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組織づくりに必要なのは、さまざまな環境をプラスに捉えるマインドセット!
#50名以下ベンチャー #外国人エンジニア採用 #ダイバーシティ
 
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「ドローンによるインフラ点検とAIの解析力により、インフラ点検を変えていく」をミッションとする、株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク。NTT西日本グループという大企業から生まれたスタートアップにおける採用や組織づくりって、どうなっているの?!ということで、今回は開発部担当部長(人事担当)の持田様と、開発部AIaas担当部長の松本様にお話を伺いました。
(聞き手:アクティブ・コネクターCOO 野口)
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目次
1. 高齢化する日本のインフラを救え!
2. インターンから始まった、優秀な外国人エンジニア採用
3. リモート環境が社員にもたらす良い影響とは?
4. 「外国人エンジニア + 若い」チームビルディング
5. 様々なバックグラウンドを持つメンバーが強み!
 

1: 高齢化する日本のインフラを救え!

野口(アクティブ・コネクター): 初めに、ジャパン・インフラ・ウェイマーク株式会社の事業内容を教えてください。
 
持田さん(株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク):まず、日本の橋、道路、トンネルなどのほとんどは高度経済成長期に造られたものなんです。今では老朽化が激しく、安心・安全に使うためにはメンテナンスが不可欠である一方、点検業務は技術者の高齢化、技術承継、3K現場などが原因で十分に対応出来ていないのが現実問題としてあります。このままでは、こうしたインフラの多くは使えなくなってしまいます。そこで、我々はドローンやIoT、AIを用いて点検業務の効率化、安価、安全な実現に取り組み、「先端技術を用いた点検」という新しい文化を創っていきたいと考えています。
 
野口:ドローンを使うとメンテナンスのコストが6~8割削減されるとのことですが。
 
持田さん:ものにもよりますが、点検のコスト自体は変わらなくても、診断工程をAI自動診断にすることで大幅な削減が可能ですし、AIにすることで技術継承も容易になります。さらに安全面での改善も図れますね。

2: インターンから始まった、優秀な外国人エンジニア採用

 
野口:御社は昨年ご設立されたということですが、外国籍に限らずエンジニアをご採用されている背景について教えていただけますか?
 
松本さん(株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク):主に開発部の人材確保ですね。また、画像分析の工程が本格化し、効率化を図るために重点的に開発に取り組み始めたという背景もあります。
 
野口:外国籍の方に着目したきっかけは、何だったのでしょうか?
 
持田さん:AIやサイエンス系は海外の方が進んでいますし、インド、マレーシアなどは優秀な学生も多いので、日本に拘らず視野を広げようということが背景です。この夏、インドからリモートで優秀なインターンシップも受け入れたり、海外の企業がパートナー企業という面でも海外スタッフが必要なんですよね。それに、日本はドローン後進国なんです。その意味でも、海外の先進知識を持った人材を招いた方が良いキャッチアップにもなります。
 
野口:なるほど!松本さんは外国籍のインターンシップをご担当されて、どのような感想を持たれましたか?
 
松本さん:インド人2名とリモートで行ったのですが、かなり優秀で意欲的でした。コミュニケーションで苦労すると思いましたが、やってみると非常にスムーズにできましたね。これをきっかけに外国人の採用が増えていきました。
 
野口:御社のAIエンジニアの募集は日本語必須ではありませんでしたが、御社内で異論はなかったのでしょうか?
 
持田さん:募集の部署では、英語を話せるメンバーが数名いるので特に問題はありませんでしたね。
 
松本さん:もちろん両方話せるに越したことはないのですが、一定数バイリンガル(日本語を話せる外国人・英語を話せる日本人)がいるので今のところ大丈夫ですね。
 
野口:受け皿がしっかりとしている環境なんですね。
 
 
野口:採用についてお伺いします。採用の面で重要視していることは何でしょうか?
 
松本さん:小さな会社なので、広い範囲で応用が効くベースのスキル(データ分析、論理的思考力など)と共に、コミュニケーション能力を重要視しています。
 
野口:では、その「コミュニケーション能力」を見るうえで工夫されていることはありますか?
 
持田さん:AIチームでは論文をもとにディスカッションしたり、開発チームではコーディング実施後にプロセスや考え方を聞いたりしています。
 
松本さん:論文の内容を理解できるか、それを応用できるか、論理的に説明できるかを見ることが大事だと思っています。
 

3: リモート環境が社員にもたらす良い影響とは?

 
野口:御社での言語対応に関して、今後の方針や注力されていることはありますか?
 
松本さん:そうですね。問題点としては、全体ミーティングの際、連絡事項が日本語でアナウンスされてしまい、外国籍の方に伝わらないことがありました。言語に拘らず幅広い人材を採用したいので、多言語に対応していきたいですね。
 
持田さん:なかなか大変ですが、様々な国の方に入社していただきたいので、ドキュメントやルールなどの英語化に取り組んでいます。それに、日本人社員には英語教育への補助も行なっているんですよ。日本人社員の採用の際には、英語を学べることをアピールしています。外国人エンジニアとの会話などは「無料の英会話教室」ですからね。
 
野口:確かにそうですね!他に変えたり、制度化したことはありますか?
 
持田さん:日本語教育や、リアルタイムな英会話でなくても、チャットなどの自動翻訳を使うことでコミュニケーションが取れています。
 
松本さん:コロナの影響で皆テレワークになり、チャット主体になったのも良かったですね。以前は、現場で日本人同士で盛り上がり、外国籍の方が置いてけぼりになってしまうこともありましたが、チャットだと履歴が残るので、遡って翻訳することができます。
 
持田さん:コロナの影響で、全体的に働きやすいように変えたことが、結果的に外国籍の方に良かったようです。テレワークの日数制限を外し、在宅用PCなど、仕事環境も整備しました。
 
野口:通訳や非同期なツールをうまく使いながら対応され、オンラインに戸惑う企業もある中、それをチャンスに変えていらっしゃるのは素晴らしいですね!
 
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4: 「外国人エンジニア+若い」チームビルディング

 
野口:外国人エンジニアと仕事を進めるにあたって、苦労したことはありますか?
 
松本さん:依頼した仕事の完成形のイメージが違うことはよくありますね(笑)。そのため、ToDo管理のシステムにエビデンスもセットにして、指示内容と成果をチェックするようにしています。また、基本的な仕事のルールも教育が必要ですね。
 
野口:「報・連・相」などの指導やメンタリングなどもされているのでしょうか。
 
松本さん:そうですね。ちょいちょいやってます。
 
野口:チームビルディングとして取り組んでいることはありますか?
 
松本さん:海外の方は会社より個人としてのキャリア志向が強いと思います。なので、早い段階で各人の業務内容とそれぞれの関係を明確にし、業務的なつながりのチームビルディングを心がけています。また、若い人が多く、皆が成長できるように知見を共有しています。週一回の「テックミーティング」では、調べた論文を紹介したりディスカッションするなどの取り組みをしています。
 
野口:いやー、素晴らしい取り組みですね。母国語が違うことで様々な情報が得られるのでしょうか。
 
松本さん:英語の有名カンファレンスを参照したりするのですが、チームは日本人2人に対し外国人4人で、英語の方が勢力が強い状態です。日本人がマイノリティーという状況ですよ(笑)。
 

5: 様々なバックグラウンドを持つメンバーが強み!

 
野口:ダイバーシティについて伺います。御社は母体となる会社があり、様々な方が働いていますが、日本人の間でも考え方は異なるのですか?
 
持田さん:全く違いますね(笑)。大企業で慎重なNTTと、スピード重視のベンチャー企業とでは考え方は180度違います。
 
野口:どうやって価値観を合わせていくのでしょうか?
 
持田さん:マネージャー同士で話し合い、意思疎通を図る場を設けています。私は立場上、様々な意見や、苦情を聞くことも多いですが、バランスを取りながら社内風土を作っているところです。
 
野口:松本さんも他部署との折衝において苦労されてますか?
 
松本さん:困るというより、これまで馴染みのなかった土木系の方と一緒になり面食らっている部分が大きいですね(笑)。ただし、土木と情報系を密に組み合わせ新しいものを形にしていくのが当社の強みだと思います。
 
持田さん:当社は最年少は24歳、最年長は68歳と、ジャンルの幅だけでなく年齢幅も広いんです。年長者は橋梁点検のスペシャリストであり、そうした知見を若者が開発したAIに学ばせています。若者から年長者、そこに外国籍の方も一緒になり、ものすごい「多様性」を形成してます(笑)。
 
野口:本当にすごいダイバーシティですね(笑)。日本の課題を若者と年長者が連携して、外国籍の方も入って解決を図っている。素晴らしいです!                   
 
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◇◇◇◇
 
~ インタビューを終えて ~
 
弊社のお客様とは、「日本人と外国籍人材のダイバーシティ」についてお話することが多いのですが、ジャパン・インフラ・ウェイマーク社はそれプラス「日本人の中でのダイバーシティ」も存在するという、私たちの「ダイバーシティ概念」をはるかに超える組織でした。きっと、このような企業の組織づくりが、今後成長をとげる日本企業の「ウェイマーク(道標)」となるのではないでしょうか!                          
(アクティブ・コネクター CSチーム 松永)

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