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「文化」が日本と世界をつないでいく

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グローバル人材採用及び日本企業のグローバル化の現状を最前線でみていらっしゃる専門家へのインタビューシリーズで、企業のブランド構築、経営戦略の立案としてご活躍されている高橋幸輝様に「「文化」が日本と世界をつないでいく」というテーマでお話をお伺いしました。

日本のアイデンティティーのこれから

日本がどんどんグローバルスタンダードに近づいて行く、開国されて経済交流が活発になる、グローバル人材がたくさん入ってくる。

そんな中で、日本という国のアイデンティティーはどうなっていくのか、と心配される人も多くいると思います。私の意見でのこの「開国」のベストケースは、日本らしさを持ちつつ、それをうまく世界に伝えながら、世界のスタンダードとすりあわせていく、ということです。開国というのはすりあわせですね。日本が、世界が、どちらが良い、悪い、という訳ではなく、自らが取捨選択をして何を残して、何を取り入れるかを決めて行く、それが私たちにとって今求められていることです。

江戸時代から続く私たちのあり方

例えば、江戸時代の鎖国の時代とはいえ、日本は完全に外国からの情報をシャットアウトしていたわけではないですよね。日本には長崎の出島があって、そこでは、外国から入ってくる情報、文化、技術のどれを日本で取り入れて、どれは拒否するか、というのを意図的に決めて取捨選択をしていました。
例えば、蘭学を受け入れて手術をするという西洋医学を取り入れる一方で、自由選挙というアイディアは拒否する、など。出島はいわゆる「皮膚」みたいな役割で、選択的に通すものと、通さないものがあったような場所です。

日本というのは、そのようには海外の「良いとこ取り」を器用にやっていく、完全な鎖国ではなかったため、明治時代になってグローバル競争の渦中に飛び込んで行っても、そこまで遅れがなかった。

日本らしさとは?

今の日本ではグローバル化が急速にすすんでいる中で、日本らしさの定義付けをしなければいけない時代です。では何が日本らしさなのか。それは、ものづくりなのか、いわゆるクールジャパンと言われることなのか、それは私自身にはまだ答えが見えません。日本という国全体が一人一人が考えて、創り上げるものではないでしょうか。「日本的」な、世界に伝えたい、世界を魅了出来るような「文化」、これが何かをしっかりと理解し、大切にすることがグローバル世界で生き抜くために大事だと思います。

例えば、色々と言われていても、アメリカが世界のリーダーになった、というのは否定できない事実ですよね。その背景には、当時のソ連が崩壊したというのもあったり、軍事、経済の力が大きいというのもありますが、それ以上に大きいものがあります。それはアメリカの文化の力です。アメリカという国は、文化に魅力が有るから、世界の人がついてくる。
星条旗の旗の元コーラを飲んで、大きなオープンカーで走っている方が、本能的にいいな、と思いますよね。例えば、ロシアの斧と石炭のイメージに、心から惹かれる人は殆どいないでしょう。

文化の力

イデオロギーの力って本当大きいのです。アメリカが掲げる、欲望の解放、自由な社会、そういうのは世界のあらゆる人に魅力に映ります。アメリカはそういう文化を発信するのがとてもうまかった。ハリウッド映画なんかがその典型ですね。こういう魅力から人があつまる、アメリカに移民したい、と思うようになります。

この移民(もしくは移住)したい、というのは、それだけの文化的な魅力があるということでとても重要な指標になります。自分の生まれ育った国を捨ててでも、他の異国に飛び込んで行きたい、と思うためには、そこでの経済活動以上に、その国の文化への親和性、あこがれの気持ちがないと、心が持ちません。

日本は一体どうでしょうか。日本という国は、今一生懸命海外に日本の魅力を伝えています。その発信の仕方は十分でしょうか。発信内容は海外の人の心にささっているのでしょうか。その成果をみるときの一つの指標として、どれだけローバル人材、外国人が日本で移民を考えるか、日本で残って行く、すなわち日本で就職してはたらこうと考えるのか、というのは考えて行くべき視点です。


高橋幸輝さま
株式会社インシィンク代表取締役、プライスウォーターハウスクーパース㈱顧問。南カリフォルニア大学(USC)卒業。企業のブランド構築、経営戦略の立案などにも従事し、中小・ベンチャー企業から上場企業まで幅広くアドバイザーを務める。アドバイザーとして【シュウウエムラ】・【船井財産コンサルタンツ】・【ジョイントコーポレーション】・【ムトウ】などの顧問を務められた。2001年6月より「黎明の会」を開催し、毎月、政治・経済・文化などの今の時代が求めるテーマについて、その分野の第一線で活躍されている方を講師に招きディスカッションを行うサロンを運営。2016年3月に新著「 経営者のためのリベラルアーツ入門」を出版。

 

松本麻美
松本麻美
"Go Beyond Diversity" 外国人ハイスキルエンジニアとベンチャー企業をつなげることで、一人一人が情熱を思い切り追求できる世界を創ることを目指すアクティブ・コネクターを2013年5月に創業。17歳で単身渡英。ウェールズの寄宿舎での2年間の生活、カナダでの大学生活を経て、就活やインターンに明け暮れる大学院生活を送ったのち外資金融に入社。311を機に退職をし、パキスタンに渡る。その後情熱に突き動かされるままに起業。https://jp.active-connector.com/

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