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採用のポイント「Cool Head, but warm Heart」

こんにちは。アクティブ・コネクターの三川です。ベンチャー企業の方々の外国人エンジニアの採用のお手伝いをしています。いつも私が担当するお客様には絶対採用に成功してほしい!最高のマッチを実現してほしい!という思いでお手伝いしていますが、それでも残念な結果になってしまう企業もあります。

今日はそんな中で、あるベンチャー企業の採用で最終的に残念な結果になってしまった事例をもとに、採用を成功させるための面接における「Cool Head, but Warm Heart」の大切さお話ししたいと思います。

 

目次
・あるベンチャー企業にとって未来につながり得る採用
・採用したい気持ちが前のめりになる
・外国人エンジニアの方の移り変わる心理
・採用を成功させるために重要な「夢」と「計画」のバランス

 

 

あるベンチャー企業にとって未来につながり得る採用

ベンチャー企業にとって、採用が成功してこそ未来や成長がありえます。

弊社に外国人エンジニア採用のご相談をいただくベンチャー企業は本当に成長のことを考え採用に真剣で、私たちはいつでも、お手伝いする企業の未来を思いながら身を引き締めて良い候補者探しに励んでおります。

 そんな中でも、私が最近お手伝いをしたクライアント様の中に、この採用がうまくいくかどうかが、彼らの未来に直結していると感じさせられる案件がありました。

その会社は社員数がまだ5名以下で、あるコンサルティング事業を展開し、その事業では着実に収益を上げていました。今後の成長として、その事業を生かした形でのテクノロジー分野への参入を考え、初めてのエンジニア採用ということで弊社にお声がけがありました。

エンジニア採用ができなければ新しい事業も計画のみで、もちろん実現不可能。絶対エンジニアを採用したい!という強い思いがある方々でした。
そのエンジニアの採用要件として与えられた人工知能分野の中でも特定の技術スキルを持った方が、ちょうど弊社の登録者でもいたため、早速紹介にいたり、トントン拍子で面接が決まっていきました。

なお、私たちがご紹介した外国人エンジニアの方は、誰もが聞いたことがある大手IT企業で人工知能エンジニアとして活躍していた方で、経歴としても5年ほどの経験がある方で、ちょうど大手企業の中で「一つのコマ」として働くだけの毎日を変えたい、小さいサイズの企業で大きな裁量が欲しいと感じていた方でした。

外国人エンジニアの方がクライアント企業様ののビジョンやこれからの新しい事業に非常にワクワクされていました。
新たな事業の立ち上げに自ら関われるということ、自分の専門分野を活かせる仕事であるということに、外国人エンジニアの方は新たなご自身のキャリアパスを描いていらっしゃいました。

 

前のめりの採用したい気持ち

面接はCEOの方自らが一次面接から参加され、候補者に情熱的に会社のビジョンを伝えます。私も面接のサポートということで、面接の場に同席させていただきました。

CEOの情熱的なトークと、掲げるビジョンは非常に夢があり私も食い入るように聞いていたのですが、気づいてみればCEOの方のお話しがずっと続いていて候補者の外国人エンジニアの方はほとんどお話ししていない状況になってしまっていました。

そこで私の方から失礼ながらも、途中で「この候補者の方のこんなスキルがそのお話しとマッチしてそうですね。◯◯さん(候補者の名前)ぜひその経験をお話ししてみませんか?」など途中で入らせていただき、外国人エンジニアの方ができるだけ発言できるように工夫をさせていただきました。

そのような候補者のお話しを聞けば聞くほど、CEOの方は「この人を採用したい!」という思いが強くなったようで、どんどん情熱的なお話しが続きます。自分たちの会社があることで、世界がどんな風に大きくなっていくのか、どんな風な新しいプロダクトを作っていくのか・・・といった会社が描くビジョンを話す様子を聞いていると、面接に同席している私もそのCEOの描く未来の大きさにただただ感動し、刺激をうけるばかりでした。

そんな風にビジョンを矢継ぎ早に語られた後には、まっすぐと候補者の外国人エンジニアの方の目をみながら、「自社製品をゼロから思い切り作り上げて欲しい」ということを語り始められました。
その後、「将来的にはCTOとして会社の新しいチーム作りを担って欲しい」「技術の専門としてだけではなく、お客様へのプレゼンテーションをしたり、今後はコンサルティング事業の方も関わってもらい経験を広げてもらいたい」といった色々な可能性をCEOの方が伝えていらっしゃいました。

 

外国人エンジニアの方の移り変わる心理

さて上述の面接の様子、何か問題点を皆様は感じられたでしょうか?情熱をしっかりと伝えているし、候補者にワクワクするキャリアパスを伝えているのだから100点満点でしょう!と思われる方はいますでしょうか。

現実には、外国人エンジニアの方は、面接を受けると決められた時は新たな可能性に非常にワクワクされて、その企業が第一志望だったにも関わらず、面接を受けていく過程において、CEOの方のお話しを聞けば聞くほど、不安になっていかれたそうです。

なぜあんなにCEOが熱く語ったのに?と思われるかもしれないのですが、外国人エンジニアの方いわく「ビジョンは非常に大きくワクワクするものである一方で、実際にそのビジョンを実現するためのステップが見えず、自分の取り組みや実力に全ての未来がかかっているように感じてしまった」ということでした。大きな夢や可能性がある一方で具体的に自分が入社した後に、どんな風にチームが増えていくのか、どのような資金調達の可能性や組織としての成長ペースがあるのか等が見えないため、不安が大きくなったそうです。

他にも、CEOの方は、エンジニアとしての仕事ではなく、CTOになってもらう可能性もある、コンサルティングなどの事業にも・・・と色々な可能性を提示されていたのですが、こういったCEOの方がご提示されていたキャリアの方向性とご自身の思い描くキャリア方向性とは異なると感じられました。
ご本人のご希望とされることはエンジニアとしての能力・経験を積んでいくことでした。面接官の方の思いが強すぎて一方的に伝えたいことを盛りだくさんで伝えようとしたが故に、残念ながら面接で候補者のキャリアパスの希望等の声をじっくり聴く、ということもできなかったようでした。

結果として、この企業における外国人エンジニアの面接においては、最終面接が終わり、企業からオファーを出された後に、外国人エンジニアの方が「自分には荷が重すぎる」と感じて、オファーを辞退されました。

 

採用を成功させるために重要な「夢」と「計画」のバランス

技術やカルチャーフィットの面でも最高にマッチした候補者に出会った時に、ベンチャー企業の方がその方の採用に熱が入るのは当たり前だと思います。

採用面接において、候補者にビジョンやあつい思いを伝えるのは大変効果的です。

ベンチャー企業に就職するのに、夢が見れなかったら意味がありません。どれだけその夢に候補者の外国人エンジニアの方がワクワクできるか、というのは、オファー受諾に非常に関わります。
しかし、この夢を伝えるということは、具体的な計画とセットで伝えられない限り、候補者の方々は不安になられます。

採用を成功させる面接には「夢」と「具体的な計画」をバランスよく伝えることが欠かせません。


大きなビジョンを伝えるだけではなく、具体的に何年以内に資金調達をこれくらい行う予定、チームはどれくらい大きくなっていく、今どんな風な開発フェーズで今後どのようになっていく、最終的に会社はいつまでに上場を目指す・売上規模はこのくらい・・・等、あくまで現段階においてはだたの「計画」ではあるかもしれませんが、それでも会社としてしっかりと考え抜いているのか、ということを伝えるのは、採用面接を受ける候補者にとって非常に重要な安心ポイントになります。大きな会社としてのビジョン・夢を伝えながらも、しっかりと考え抜いていることを示す、まさに「Cool Head but Warm Heart」が採用を成功させるために大切です。

また他にも、面接においては、採用するベンチャー企業側の計画だけをお話しするのではなく、候補者の方々の持っている計画ーいわゆるご自身が希望するキャリアパスなどーと照らし合わせた上で、その方のキャリアパスがいかに会社の計画に沿っているのかということを伝えるのも大切です。
例えば今回残念ながら採用に失敗してしまった企業の方については、採用面接を受けている外国人エンジニアの方のご希望はエンジニアとしてのキャリアを追求することだったにも関わらず、他の分野も経験できる、CTOにもなれる、ということを伝えてしまいました。一般的に、もしくは採用面接をされる方の価値観からは「成功するキャリア」「良いキャリア」と思われることを伝えたとしても、あくまで外国人エンジニアの方ご本人のイメージするキャリアとの相関性がなければ心に響かないどころか、不安の気持ちが大きくなってしまいます。

私たちはいつもお手伝いするベンチャー企業の方々の採用の成功を絶対成功させたい!!という強い思いで取り組んでおります。皆様の採用にかける情熱が私たちのモチベーションの源泉の一つでもあります。しかし、この採用にかける思いも候補者の方に情熱だけを伝えていても成功にはなかなかつながらないのが現状です。あつい思いと、それを達成するための具体的な計画、「夢」と「計画」のバランスをとりながら、そして候補者の方のキャリアパスや思いもじっくりと聞きながらぜひ面接を進めていただければと願っております。繰り返しになりますが、ポイントはCool Head but Warm Heart です!

 

 

三川 拓也
三川 拓也
バックパッカーとして世界を旅する中で海外の人がもつ「日本企業=ブラック企業」というイメージにショックをうけ、日本の企業イメージの変革に取り組みたいという思いから大企業から転職して、アクティブ・コネクターに参画する。 早稲田大学卒、趣味はランニングと水泳。合気道をしていたということもあり、社内では「解脱に成功した修行僧」のようなオーラがある達観した逸材。 アクティブ・コネクター入社時は指差し英会話レベルだったところ、今ではビジネス英語を流暢に使いこなす一流グローバル人材!

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