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外国人エンジニアを採用したら配慮したい休暇についての考え方

外国人エンジニアを採用をしようとする企業からは、「外国人を採用したことがないから不安」「休みを多くとりそうで不安」といった声をよく聞きます。外国人を採用して一緒に働いていくということは、彼らのライフスタイルや価値観、日本人とは異なる状況ということへのしっかりとした理解・配慮が求められます。

今回は外国人エンジニアを採用したいと考えるベンチャー企業の方にイメージがわくように、「外国人エンジニアを採用したら配慮したい休暇についての考え方」をお伝えしたいと思います!

目次
・はじめに:日本の常識は世界の非常識
・在留カードの更新・ビザ申請
・母国に帰国するということ
・家族関係のお休み
・宗教的に大切にしたいお休み
・有給休暇で足らなければ無給休暇


はじめに:日本の常識は世界の非常識

外国人エンジニアを採用しようと思う企業の中には「郷に入りては郷に従えなんだから、日本の価値観に合わせてほしい」と思われる企業もいらっしゃるかもしれません。これは1つの価値観であるので、何が正しい・正しくないというのは議論は出来ないと思いますが、御社が本当に求めることは何でしょうか。採用した外国人エンジニアが彼らの才能を活かして出来るだけ長く活躍してくれること、ではないでしょうか?

そのようなことが最終的な目標であれば、その目標を達成するためには、色々と「妥協をしていかなければいけないこと」があります。そしてそれは実際には「妥協」ではなく、グローバルチームをマネジメントしていくためのマインドセットに成長していくこと、と捉えることも出来ます。

「日本の常識は世界の非常識」これからご紹介する外国人エンジニアから提案される可能性がある休暇内容・特殊対応は、日本以外の国でマネジメントをしていたら、当たり前のこととして対応しうることです。

外国人エンジニアを採用すると色々と面倒になる・・・と考えるのではなく、外国人エンジニアを採用することで、世界の色々な国の常識を学べる、と発想の転換をしていくと、グローバルチーム作りの体験そのものが楽しくなっていくはずです!それでは具体的に外国人エンジニアを採用した企業からよく聞く話や、外国籍社員が3割ほどの弊社の事例も交えながら、「外国人エンジニアを採用したら配慮したい休暇についての考え方」をお伝えしたいと思います。

 

在留カードの更新・ビザ申請

外国人エンジニアが日本で暮らしていくためには、しっかりとした在留ステータスが日本政府から保証されている必要があります。持っているビザの有効期限が切れたまま滞在していたら、日本に今後住めなくなってしまうリスクがあります。外国人エンジニアにとって、在留カード・ビザというのは、文字通り「ライフライン」です。

外国人エンジニアの方が入社されたら、この在留カード・ビザの問題で、入社後に最低1回はお休みを取られる(もしくは半日休、遅刻)ということがある、と考えておく方が良いかと思います。

この在留カードの更新・ビザ申請というのは、私たち日本人は経験しないことなので、理解が難しいですが、日本に在住している外国人の方々はみんなフラストレーションを感じながら取り組まれていることです。

例えば、東京に在住している方がビザ申請で行かれるのは、品川にある「東京出入国在留管理局」です。東京に在住している外国人の方の数が多いが故に、この入国管理局は特に長蛇の列が出来るので有名で、一筋縄では行かないそうです。弊社のチームメンバーの方の例をお伝えします。入国管理局の受付開始は、9:00からですが、弊社のメンバーは受付開始の1時間前の朝の8:00前に入国管理局に到着したそうです。しかしその時点ですでに待ち番号は40番目!本来は遅刻せずに出社できるようにと早く行動をしたものの、それでも遅刻して出社しました。

他にも、ご採用された外国人エンジニアの方が、日本の他エリアの場所からご引越しされた場合は配慮が必要です。在留カードの更新は、当初その在留カードを登録したところでしか出来ないというルールになっているそうです。弊社の社員の中で京都から東京に引っ越されたメンバーもいるのですが、彼は在留カードの更新のためだけに、日帰りで京都に戻られていました。

国籍によっては、自分の国の大使館に行かなければ行けないなどのケースもあるそうです。

在留カードの更新・ビザ申請自体は、採用された外国人エンジニアの方々もフラストレーションを感じながらもやらなければいけないからやっていらっしゃることです。この関係でのお休みや遅刻については、十分な配慮をすることが大切です。

 

母国に帰国するということ

外国人エンジニアを採用されるなら、彼らの母国に里帰りするためのある程度のまとまった長期休暇をご希望されるということを、まず覚悟いただくのが大切になります。

ちょうどこれは私たちにとってもタイムリーなことで、弊社の外国籍メンバーの一人はペルー出身なのですが、この夏に3週間ほど母国に戻る予定です。

外国人エンジニアの方の母国がどこかによりますが、アフリカや南米といったところからいらっしゃる方であれば、母国に戻るまでのフライトの時間が30時間ほどになってしまうこともざらです。そういった事情も考慮して、外国人エンジニアの方々が母国に戻りたいと思われた時には、ある程度のまとまった長期休みをご希望されるものだと考えられることが良いかと思います。またもちろん飛行機代も安くはないことを考えると、ある程度長く母国に戻りたいと考えらえるのが当然かと思います。

実際にどのくらいが必要なの?ということについては、それぞれの方々の価値観と日本から母国までの距離によるところではありますが、最低10日間、長くて1ヶ月ほどというのをイメージされておくと良いかと思います。

 

家族関係のお休み

今色々とはたらき方改革だったりワークライフバランスというのが日本でも叫ばれている状況ですが、ある大手企業の社員の方が育休明けに会社から嫌がらせを受けた、というニュースがあるのも事実です。やはりまだまだ「プロフェッショナルであるのであれば、仕事の場所に家庭の事情を持ち込むな」という考え方を持っている日本人の方は多いのではないでしょうか。

海外の方全員が、とはもちろん言わないですが、往往にして日本人よりもご家庭・ご家族を大切にされる方が多いようです。これは一人一人が育った文化的なものやご家族の背景にもよるのですが、私たちがクライアント企業や弊社の事例をもとにいえることは、やはりご家族の事情を優先される方はかなり多いという印象をもっています。例えば、奥様が妊娠された外国人メンバーの方は、奥様の妊娠検査に一緒に行かれたり、お子様が数人いらっしゃる外国人メンバーのワーキングパパは、お子様が熱を出されたら奥様と順番にお休みをとって子どもの看病をされていました。

他にも、ご家族に何かあった場合、その家族が母国にいらっしゃれば、家族関係で母国に戻るために長期のお休みを取られることもあるかと思います。実際に弊社のクライアント先で働かれていた外国人エンジニアの方は、突然お父様にご不幸があり、急遽母国に戻ることになり、1ヶ月ほど母国からリモートで働かれていたというケースもあります。

 

宗教的に大切にしたいお休み

外国人エンジニアの方々の中には、宗教を信仰されている方もいます。それぞれの宗教によって特定のシーズンにお休みを希望される方や特殊な働き方をご希望される方がいます。

例えば、イスラム教徒についてはラマダンの期間中はお昼ご飯を食べないのでお昼休みがいらない、という気持ちがある方もいます。キリスト教を信仰される人からすると、クリスマスの時期に働くのは考えられない、という人もいます。

それぞれの方の宗教とご自身がどのように実践されているかによって異なるため一概に言えないのですが、宗教によって配慮が必要になる可能性は常に考えておいた方が良いかと思います。

 

 

有給休暇で足らなければ無給休暇

最後に、日本人メンバーだけをマネジメントしていたら、多分直面しないかもしれないことをお伝えします。日本人の多くは有給休暇すら使い切らないという状況が多いかと思いますが。外国人エンジニアの方々の中には有給休暇を使い切り、無給休暇でいいから休ませてくれ、というリクエストがくるかもしれません。

これは上述したように母国に戻る等の理由で長期にまとまった休みが欲しいというところに関係するところでもあります。また、ヨーロッパご出身の方々は、有給休暇が20日ほどあるのが当たり前、ということもよく聞き、そもそもお休みというのはある程度の期間とるもの、という思いを持っていらっしゃる方もいます。

有給休暇を使い切った上に無給休暇!?とはならずに、もしも皆様も外国に住んでいたら同じようにご希望されていたのかも、と想像力を働かせることはとても大切です。

 

♢♢♢

日本人だけを採用していたらおそらく直面しないであろう、外国人エンジニアからの休暇リクエスト。そういったリクエストへの理解を通じて、ぜひ皆様の会社が真のグローバルチームになっていくことを願っております。

 

松本麻美
松本麻美
"Go Beyond Diversity" 外国人ハイスキルエンジニアとベンチャー企業をつなげることで、一人一人が情熱を思い切り追求できる世界を創ることを目指すアクティブ・コネクターを2013年5月に創業。17歳で単身渡英。ウェールズの寄宿舎での2年間の生活、カナダでの大学生活を経て、就活やインターンに明け暮れる大学院生活を送ったのち外資金融に入社。311を機に退職をし、パキスタンに渡る。その後情熱に突き動かされるままに起業。

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