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「外国籍」をマイノリティにしない  日本発・宇宙民間企業の歴史は、グローバルチームで変えていく

12月11日に開催したトークイベントGLOBAL INNOVATORS UNLEASHEDでパネラーとしてご登壇頂いた株式会社インフォステラのCo-Founder/COO 石亀さんに同社グローバルチームづくりの裏側をお聞きしました。日々ベンチャー企業のグローバルチームづくりに向き合うアクティブ・コネクターCEOの松本が、インフォステラの考える「グローバルチーム」とこれまでの歩みについて探ります。

インフォステラ様_記事原稿

石亀 一郎(株式会社インフォステラ Co-Founder/COO):2013年よりアニメグッズのフリマアプリを運営するスタートアップの執行役員COOとしてバックオフィス、アライアンス、採用、カスタマーサポートセンターの立ち上げを中心に2年間従事。2015年に事業譲渡を終えた後、2016年1月、近年急増する小型人工衛星に向けた通信インフラの整備を目的として株式会社インフォステラを共同創業、取締役COOに就任。ファイナンス、人事採用、事業推進全般を管掌する。2018年度Forbes 30 Under 30 Asia Enterprise Tech部門トップに選出される。

 

 

 

 

早期に踏み出した、グローバル化への一歩

松本:今回ご登壇いただくイベントのテーマは、『日本発ベンチャー企業のグローバルチームづくり』です。海外出身メンバーも多い御社ですが、「グローバルチームをつくる」という取り組みは、どのように始まったものだったのでしょうか?

 

石亀さん:今でこそ海外出身者が半数を占め、マインドセット、言語、カルチャーなどあらゆる面でグローバルな要素が詰まったチームですが、実は、創業メンバーに関しては海外経験が豊富だとか、英語が堪能だとかそういった特徴があったわけではありません。

 

ただ、私たちのいる宇宙産業はマーケット自体が世界規模でないと事業として成り立たない特性もあり、創業時からグローバルな組織をつくろうという意識がありました。私たちの場合、創業直後から社内言語の英語化やグローバル採用を行うことが現実的でない中、一つずつステップを踏んでいく必要がありました。

 

そこでまず始めたのが、事業開発、コミュニケーションサイドのポジションで日本語を話せる外国人を採用する、ということでした。クライアントは国外多岐にわたるため、まずは優先的にこの2つのポジションからグローバル対応ができる体制にしようと考えたのです。

 

インフォステラ様_記事原稿-3多様なバックグラウンドで構成される、インフォステラのメンバー

 

松本:ビジネスの特性や自社の状況を考慮した上で、戦略的にまずはビジネスサイドの採用をという結論になったのですね。ちなみに当時、日本人のバイリンガルを採用するという選択肢はなかったのでしょうか?

 

石亀さん:日・英両言語に堪能という言語的な意味のみであれば「日本人バイリンガル」は求めていませんでした。というのも、私たちにとっての「グローバルチーム」とは単に英語が操れる人の集団ではなく、グローバルに通用するマインドセットを持っていることを意味していました。言語上は問題なく意思疎通がとれても、最後に乖離を生むのはマインドセットに起因する要素だろうという考えもあり、「日本語が話せる外国人」という一つのターゲットがファーストステップとして浮かび上がりました。

 

松本:なぜ「グローバルチーム」が必要なのか、その根本をしっかり見つめ必要な要素を明らかにしたのですね。このステップを踏んでから、その後はどのように採用、組織づくりが展開されていったのでしょうか?

 

石亀さん:幸いなことに、考えていた通り事業開発のポジションには日本語が流暢なインド出身のメンバーを迎えることができました。その後も良い出会いが続き、エンジニアチームにも日本語が話せる外国籍メンバーを迎えることができました。アクティブ・コネクターにエンジニアの紹介を受けたのもちょうどこの頃でしたね。

 

海外出身メンバーの採用はもちろんですが、組織のグローバル化が加速したきっかけはいくつかあり、資金調達にグローバル投資家を迎えたことはその一つでした。コミュニケーション、リソースが全て英語で、組織をグローバル対応させていかなければという意識が社内でぐっと高まりました。資金調達を経た2017年12月には正式に社内言語を英語化しています。

 



利益の最大化から生まれる、グローバルチームであることの必然 

松本:創業者に外国人メンバーがいたり、海外経験が豊富な日本人がいたという訳ではない中、ゼロからグローバル組織をつくってきたことには相当な苦労もあったと思います。御社がここまでグローバルチームであろうとするその背景、理由についてもう少し聞かせてください。

石亀さん:衛星・宇宙産業はそれ自体がすでにグローバルなマーケットであると言いましたが、この事業の特性と、それを理解した上で利益をどう最大化するかという戦略的な視点が根本にあると思います。

宇宙産業において、残念ながら日本の民間企業のプレゼンスは伝統的に極めて低く、海外で伸びる外需を取り込むことができずにい続けている現実があります。一方で、JAXAは国際的にも非常に高く認知、評価されており、技術的なプレゼンスは決して悪くありません。

こうした状況を踏まえ世界でどう勝負をするかを考えた時に、日本が持っている高い技術力を有しながらもアイデンティティは「グローバル企業」というあり方を追求したかったのです。利益の最大化を図った結果、グローバルチームをつくるという必然が生まれたということですね。

 

松本:グローバルチームをつくることそれ自体が目的ではなく、成果を最大化するために考え抜かれた戦略なのですね。業界の特性を明確に反映していて、非常に興味深いです。

 

石亀さん:メンバーにも「日本の会社で働いている」という意識で活動をしてほしくなかったこともあり、グローバルなマインドセットを持てていることが入社の段階から非常に大切でした。

 

インフォステラ様_記事原稿-1昨年2018年に移転した新オフィスにはラボ室も確保され、開発が加速する環境に

 

 

外国人を受け入れる、のではない。
グローバルチームは「外国人」という孤独をつくらない 

松本:これまで戦略的な意思のもと組織づくりを進め、様々な気づきがあったかと思うのですが、石亀さんが考えるグローバルチームづくりにおいて大切なこととは何でしょうか?

石亀さん:私たちがやってきてよかったと自信を持って言えることが一つ明確にあるのですが、それは外国人メンバーをチームの中でマイノリティにしないということです。それは必ずしも国籍の多様さや数についてではなく、チームメンバーがグローバルなマインドセットを共有することで、誰かを孤独にしないということです。 

松本:具体的に、会社としてはどんな風にマイノリティや孤独を生み出すことを避けられるのでしょうか?

石亀さん:例えば、日本人同士であったとしても大企業からスタートアップに転職した人は最初に孤独を感じることがあると思います。やり方が違う、考え方が違う、そういう中で自分が否定されているように感じてしまうからです。

でも、会社がその人を迎え入れたということは、どうしても会社に持ち込みたい価値やスキルがあったはずです。そうであれば、現時点では会社とその人の間に合致しないものがあったとしても、将来的にはその人の持つカルチャー要素を会社に組み込んでいく必要があると思うのです。

人から必要なスキルだけを切り取ることはできません。部分的に何かを得ようとするのではなく、その個人、メンバーをマイノリティにしない、孤独にしないということが組織を成長させていく上で必要なことなのではないかと、これまでの取り組みを振り返り考えています。


石亀さんにご登壇頂いたトークイベントの内容は、現在イベントレポートとして公開しています!
インフォステラ、HENNGE、Zehitomo、メルカリの4社が、取り組んだからこそわかったリアルな採用〜定着における取り組みポイントをぜひご覧ください。

新規CTA

 

 ◇◇ベンチャー企業向け!社内英語化に向けた10のポイント◇◇
外国人採用の成功は、グローバルチームとしての活躍を迎えられてこそ
求められるのは単なる完全英語化ではなく、ポイントを抑えた機能する英語化です!

こんなベンチャー企業に向けて書かれています
FB広告 社内英語公用語化 (1)

外国人エンジニアの採用を検討しているが、結局高い
日本語能力を求めざるを得ず、採用が進まない
すでに外国人社員が在籍しているが、言語の壁が問題になっている
先を見据えグローバルなチームを作っていこうと考えている

御社の状況に合わせた場所から取り入れることが可能な、
3つの場面から構成されています

◆会議の英語化 4つのポイント
◆文書の英語化 3つのポイント
◆日常会話で気をつける 3つのポイント

*受け入れ環境チェックリスト入り
資料ダウンロード
小林喜子
小林喜子
Marketing Officer 大学を卒業後アクティブ・コネクターのインターンから参加し、フル参画。アカウントマネージャー職を経て、現在は多様性を真に強みとできるグローバルチームづくりをリアルな現場から探るため、インタビュー記事やブログを執筆、発信している。

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