<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=489525144907814&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">

お役立ち情報

All Posts

外国人エンジニアを採用するなら知っておきたい「言語の壁」:会議編

エンジニア採用に苦労するベンチャー企業の多くが、今戦略的に外国人エンジニアの採用を急ピッチで進めています。中には、外国人エンジニアの日本語力は不要、もしくは日常会話レベルという条件で、より多くの優秀な外国人エンジニアに出会えるように工夫されるベンチャー企業も増えてきました。

外国人エンジニアに求める日本語力を低くすることは、他の企業がまだアクセスできていない「ブルーオーシャン」人材にリーチできるようになる効果的な採用戦略です。一方で、このような採用戦略を取っても、社内の外国人エンジニアの受け入れ環境が整っていなければ、一定数の外国人エンジニアの採用をスムーズにできても、結局外国人エンジニアが定着しません。結果として、採用コストばかりが膨らんでいってしまうという事態に陥ってしまいます。

今回は外国人エンジニアが定着しない理由となりがちな、社内の言語環境、特に会議の言語というところに焦点をしぼり、外国人受け入れ体制を整えていくために知ってほしいポイント、そして今から御社で取り組めるアクションポイントをお伝えいたします。

 

目次
・はじめに:社内の言語環境チェックリスト
・会議が日本語だと何が問題なのか
・会議の英語化を進めていく上で今からできるアクションポイント

 

 

はじめに:社内の言語環境チェックリスト

ベンチャー企業で外国人エンジニアの採用をすすめていく上で、まずは御社の社内の言語的な受け入れ態勢のレベルをチェックしてみましょう。皆様の会社は、下記のポイントにいくつ「YES」と答えられるでしょうか?

□社内の全体会議は英語で行われる
□外国人エンジニアが参加するチームの会議は英語で行われる
□外国人エンジニアに指示を出す際には、英語で行われる
□外国人エンジニアへの社内の制度の説明等は、英語で行われる
□外国人エンジニアがいる状況での社内のちょっとした会話は、英語で行われる
□外国人エンジニアが参加する社内のチャットシステムでの会話は、英語で行われる
□社内の規則や重要な文書は全て英語で書かれている

 

上記項目への「YES」の数が少なければ少ないほど、外国人エンジニアを受け入れていく上での言語的な整備が必要だということになります。

日本語力を問わずに外国人エンジニアを採用したい、というベンチャー企業の多くは「一緒に働く日本人エンジニアも英語ができるから」とお話しされます。しかし、一緒に働く日本人エンジニアが英語ができる、というだけでは、社内の言語的な受け入れ環境としては不十分と言えます。

日本人の人が英語ができる、というだけでは、上記のチェックリストのうち、「外国人エンジニアに指示を出す際には、英語で行われる」ということが確定された、というだけです。それ以外の重要な言語的な問題は考慮されていません。

 

会議が日本語だと何が問題なのか

ベンチャー企業で外国人エンジニアを採用していきたいと考えるのであれば、まず重要になるのが、会議の言語を英語にしていくことです。

この会議というのは、全体会議と外国人エンジニアが所属するチームでの会議の二つを指します。

社内の英語化を進めていく上で、社内文書の英語化まで手がつけられない、という場合でも、とにかく会議の言語を英語にしていくこと 、これはまずは考えていただきたいことです。

では、会議が日本語のまま外国人エンジニアを採用するというのは、何が問題になるのでしょうか。実際に弊社に届けられた外国人エンジニアの方々の声をもとに、外国人エンジニアの視点からみた会議の言語の問題をお伝えします。

会議が日本語で行われるということは、外国人エンジニアの方に、御社がこんなメッセージを発していることになります。

・あなたは、会議の情報を理解してなくても問題ない。

・あなたは、会議に貢献してくれなくても(会議で発言してくれなくても)問題ない。

・あなたは、全体ことがわかっていなくても問題ない。ただ作業だけしてくれればいい。

・あなたは、何が起きているか分からない状況で、とりあえず何も考えずにその場で時間を潰してくれているだけで良い。

皆様がもしも、こんな風に扱われたら、どのように感じられるでしょうか?「自分は会社にとって重要な戦力ではなく、ただの作業要員なんだ・・・」と感じないでしょうか。

外国人エンジニアの方が十分に理解できない日本語のみで会議を行うということは、採用した外国人エンジニアに戦力外通告を突きつけているようなものです。

 

 

会議の英語化を進めていく上で今からできるアクションポイント

それでは外国人エンジニアを採用し、社内の会議の言語への工夫に取り組むために御社が今からできることについて、いくつかアドバイスをお伝えします。これらは他ベンチャー企業の皆様が実際に取り組んでいることで、比較的うまくいっているという評判があるものです。

 

①まずは会議の資料を英語にする&事前に資料を外国人エンジニアには共有する

いきなり会議の言語を英語にできない、というのであれば、まず取り組めることとして、会議に使われる資料を事前に英語に翻訳することです。

ディスカッションがベースになるような会議であれば、内容を事前にまとめるのは難しいと思いますので、その場合は、会議のアジェンダを英語にすることをお勧めします。

そのように事前に資料を英語化した場合は、事前に外国人エンジニアに共有することが大切です。事前にお渡ししておけば、外国人エンジニアの方が会議で話される内容全てを理解できなかったとしても、せめてご自身が伝えたい内容などを事前にまとめておく、ということは可能です。

なお資料を英語翻訳する上で役立つツールとしては、YarakuZenというものがあります。

*YarakuZen: https://app.yarakuzen.com/auth

 

②日本語の会議をチャットシステムを使って同時通訳する

会議を英語と日本語の2つの言語で行おうとすると、必然的にそれまでよりも時間がかかることになります。そこまでの時間をかけられない、という状況であれば、まずは日本語と英語が堪能なチームメンバーの人に、「通訳担当」になってもらうことをお勧めします。そしてその通訳担当のメンバーには、SkypeやSlack等の中で、会議の情報を「同時通訳」を文章でしてもらいます。通訳担当のメンバーには少し大変な作業にはなるものの、日本語が得意でない外国人エンジニアも会議の情報をリアルタイムで同じように知ることができるということは非常に助かります。通常通訳担当をするような英語レベルの方は、海外でご自身も言語的に苦労された経験を持っている人も多く、こういったお仕事を頼んだ際には意外と喜んで担当してくれるかと思います。

 

③会議を日本語と英語の両方で行う

会議を全て英語にするとなると、英語が不得意な日本人メンバーが今度は「アウトサイダー」になった気分になってしまうリスクがあります。そこで会議を全て英語にするのではなく、日本語と英語で同時に行うということは、1つの解決策です。

日本語と英語で行う際の御社の中のルールは決めるのも1つです。例えば下記の中で御社で実行できそうなものに取り組んでみてください。

・発言は、できる限り頑張って英語で行う

・発言は日本人は頑張って英語で、外国人エンジニアは頑張って日本語で行う

・必ず一人1回は発言するようにする

・ミーティングの議事録は必ず日本語と英語の両方で作る

・ミーティングへの満足度を毎回会議が終わるたびにみんなに確認する仕組みを作る

なお最後のミーティングへの満足度の確認については、弊社ではチームミーティングでは必ず実施しています。ミーティングの最後に、0ー10(0が悪く10が最高)点の中で、一人一人みんなの前で点数をつける習慣があります。なお、ミーティング自体はつねに10点を目指して実施するようにしていて、10点ではない数字をつけた人には、次に10点のミーティングを実現するためにはどんな工夫をすればいいか、と回答してもらっています。全体会議では難しいかもしれませんが、小さなチームでは導入が比較的容易で効果的かと思います。ぜひお試しください。

 

④日本人メンバーの準備ができた段階で、会議の英語化に切り替える

会議を英語化していくのであれば、社内の日本人メンバーの方々の「気持ちの準備」と「語学の準備」をしっかりと促すことが大切になります。

気持ちの準備という点については、まずはいつから英語に切り替えるのか、というプランをしっかりと事前に示すことが大切です。いきなり「明日から会議を英語にするから」では、多くの日本人の方にとってショックが大きいことは想像できるかと思います。また、なぜ英語化するのか、ということについて、ただ外国人エンジニアへの配慮だけではなく、今後のグローバルなプランなども合わせてお伝えすることは、日本人メンバーの方々の納得感を醸成する上で大切なポイントです。

語学の準備というところについては、日本人メンバーへの英語レッスンの提供や語学学習のサポートがあります。社内の英語化を進めていく、ということを会社で決断したのにも関わらず、語学力が不足している日本人メンバーへの配慮が足らなければ、それは日本人メンバーに戦力外通告をしているようなものです。会社として英語レッスンを提供する、語学学習の補助を出す、など制度を整えることが大切です。またその際には、ただやみくもに英語力を伸ばす、というだけだと、日本人の方々もゴールの見えない暗闇を走らされているような気分になってしまうので、できるだけ明確なゴールがあった方がいいかと思います。多くの企業はTOEICの目標点数を掲げられています。

また、社内の会議を英語化していく、と決められたあとは、今後の日本人メンバーの採用の際にも工夫が必要です。例えば、日本人候補者にもできるだけ語学力を重視したり、採用の際にはしっかりと「英語を勉強する必要がある」と事前に伝えることがその後の問題を少なくしていくポイントです。

 

♢♢♢

エンジニアの採用がどんどん難しくなる中で、外国人エンジニアを戦略的に採用していくベンチャー企業は今後どんどん増えていくことかと思います。多くの企業が「外国人エンジニアを採用する方法」にばかり目がいきがちで、いち早く採用しなければ、と焦る気持ちもあるかもしれません。しかし、外国人エンジニアを採用していくのであれば、社内の環境整備も合わせてしっかりと取り組んでいくことが非常に大切です。特に上述した社内の会議の言語については、外国人エンジニアを採用すると決められた時点から、すぐにでもぜひ取り組んでいただきたいことです。皆様の外国人エンジニア採用、そしてその後の活躍が実現していくことを、願っております。

 

 

 ◇◇ベンチャー企業向け!社内英語化に向けた10のポイント◇◇
外国人採用の成功は、グローバルチームとしての活躍を迎えられてこそ
求められるのは単なる完全英語化ではなく、ポイントを抑えた機能する英語化です!

こんなベンチャー企業に向けて書かれています
FB広告 社内英語公用語化 (1)

外国人エンジニアの採用を検討しているが、結局高い
日本語能力を求めざるを得ず、採用が進まない
すでに外国人社員が在籍しているが、言語の壁が問題になっている
先を見据えグローバルなチームを作っていこうと考えている

御社の状況に合わせた場所から取り入れることが可能な、
3つの場面から構成されています

◆会議の英語化 4つのポイント
◆文書の英語化 3つのポイント
◆日常会話で気をつける 3つのポイント

*受け入れ環境チェックリスト入り
資料ダウンロード
新規CTAbanner-1

 

松本麻美
松本麻美
「異人・変人と変革を」外国人ハイスキルエンジニアとベンチャー企業をつなげることで、一人一人が情熱を思い切り追求できる世界を創ることを目指すアクティブ・コネクターを2013年5月に創業。17歳で単身渡英。ウェールズの寄宿舎での2年間の生活、カナダでの大学生活を経て、就活やインターンに明け暮れる大学院生活を送ったのち外資金融に入社。311を機に退職をし、パキスタンに渡る。その後情熱に突き動かされるままに起業。

関連記事 \こちらもオススメ!/

「外国籍」をマイノリティにしない  日本発・宇宙民間企業の歴史は、グローバルチームで変えていく

12月11日開催のトークイベントGLOBAL INNOVATORS UNLEASHEDの開催を前に、パネラーである株式会社インフォステラのCo-Founder/COO 石亀さんに同社グローバルチームづくりの裏側をお聞きしました。日々ベンチャー企業のグローバルチームづくりに向き合うアクティブ・コネクターCEOの松本が、インフォステラの考える「グローバルチーム」とこれまでの歩みについて探ります。

社内英語化の取り組み先進企業に学ぶ!100名組織のHENNGEが選んだグローバル化という道

12月11日開催のトークイベントGLOBAL INNOVATORS UNLEASHEDの開催を前に、パネラーであるHENNGE株式会社の高須さんに、同社社内英語化の背景と現在の取り組みについて伺いました。日々ベンチャー企業の外国人採用、グローバルチームづくりに向き合うアクティブ・コネクターCEOの松本が聞き手となり、一企業が辿り現在も歩むグローバル化への道を探ります。

「カルチャー維持は言語の10倍大切」Zehitomo CEOジョーダンさんが日本でグローバルチームをつくる裏側

12月11日開催のトークイベントGLOBAL INNOVATORS UNLEASHEDの開催を前に、パネラーである株式会社ZehitomoのCEO、ジョーダンさんに同社チームづくりの裏側をお聞きしました。日々ベンチャー企業のグローバルチームづくりに向き合うアクティブ・コネクターCEOの松本が、ジョーダンさんのチームに対する考え、取り組みについて探ります。