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徹底的にミッションドリブンなスタートアップが選んだ、外国人採用という道。 モメンタムが目指すチームのあり方とは

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日本発グローバルチームで変革を生み出す、ベンチャー企業インタビューシリーズ

#30名以下ベンチャー #外国人エンジニア採用

『ゼロにする』というミッションのもと、現在はデジタル広告詐欺をゼロにし、広告ブランドの保護を目的としたソリューション開発に取り組むモメンタム株式会社。日本における唯一のアドベリフィケーションカンパニーとして創業し、国際的にも高い認証、評価を受けながら独自の価値を提供しています。少数精鋭のスタートアップとして新たな市場を開拓してきたモメンタム社の代表の高頭氏に、モメンタム社が取り組む外国人採用、ひいては理想とするチームのあり方についてお伺いしました。

 

 

 

 

精鋭スモールチームで挑む大きなミッション

ー”アドベリフィケーション対策サービス”を提供する御社ですが、どんな課題に立ち向かうために生まれたのか、まずはミッションや事業内容について教えてください。

高頭さん:私たちの大きなミッションは、「無駄をゼロにする」ことです。世の中にある無駄を、テクノロジーの力によってなくすことを目指しています。

 

現時点で取り組んでいるのはデジタル広告事業領域で、人間ではないものが見ているであろう架空のサイト上に広告出稿をさせるような広告詐欺の仕組みや、広告主が望まないサイトでの広告表示など、広告が「無駄」になっている課題に対してのソリューションを開発しています。デジタル広告は1秒で数億が取引されるような分野なので、テクノロジーでしか解決できない領域として注目し取り組んできました。

創業代表であり、ミッションドリブンな少数精鋭チームをまとめる高頭さん

 

対象に選んだこのマーケットはニッチな分野であり、実際アドベリフィケーション対策の専業社としては数社しかありません。これは、マスを狙うよりも確かな課題を解決し、徹底的に広告詐欺被害をゼロにしていくことを選んだ、私たちの戦略でもあります。

 

同時に、広告事業ありきではなく、「無駄を0にして社会に貢献できること」が事業の選定基準です。例えば広告詐欺の問題は、広告主と広告枠のマッチングが存在する限り構造的にずっと解決が求められます。このように、構造的な要因で起きている課題に対し、解決する必要性があるものは、今後私たちが取り組む事業になり得ます。

 

—ミッションを軸に課題解決に取り組む御社ですが、今のモメンタムはチームとしてはどのような強みを持っているとお考えですか?

高頭さん:チームについては、11名とスモールながらメンバー全員が共通してミッションドリブンであることが強みだと考えています。構造的な問題に挑みたい、社会に良い影響を与えたいというマインドセットを持った人ばかりです。

全員が「無駄をゼロにする」モメンタムの世界観に共有し、ミッションドリブンであることがチームの強みとなっている

 

アドテク産業は日本で1兆円超えの市場規模と言われる中、このうち10%は先ほどお話した広告詐欺などにより無駄になっています。この10%をゼロにすることが私たちのミッションとなるわけですが、スモールチームでこの大きなミッションに挑むことを可能にしているのが、ミッションドリブンであることと、共有されたマインドセットだと思っています。

 

 

 

「日本人しか採用できない」がリスクとなる今の、外国人採用

—ミッションドリブンであることをチーム、採用の軸にもされてきた御社は、2018年より日本語能力を問わない外国人エンジニアの採用に取り組まれていますね。どういった背景から始めた取り組みだったのでしょうか?

高頭さん:直接的なきっかけは、弊社の求めるテクノロジー・スキル水準を満たすエンジニアが、日本人プールでは見つからない、という状況があったことです。AI、機械学習といったテクノロジーは、創業当時からアカデミックとの連携で開発に応用してきたのですが、自社でエンジニアを直接採用したいと考え実施に至ったとき、エンジニア採用の難しさに直面しました。

 

スキル面に限らず、メガベンチャーや大企業がスタートアップでは太刀打ちできない高給オファーで、エンジニア獲得に乗り出し始めたタイミングでもありました。日本人に限ったエンジニアプールに様々な面で限界を感じたとき、日本人しか採用できないこと自体がリスクになる現実を肌で感じました。また、弊社の事業への考え方にも共通して、マス(=日本人採用)の中の勝負に埋もれるより、ニッチ(=外国人採用)な分野で確かなものを求めることが採用にも応用できると感じました。

 

その後外国人エンジニアの採用に意識的に乗り出し、良い出会いもあり採用に至りました。英語をメインの言語にする外国籍のエンジニアは、現在2名在籍しています。

アクティブコネクター用_写真4AIエンジニアとして活躍するスペイン出身のフェルナンドさん

 

—日本語を話さない外国人エンジニアをはじめてチームに迎えることになったとき、英語使用への対応はどのように行なったのでしょうか?

高頭さん:中国出身で英語、日本語が流暢なCTOを除き、英語に親しみがある開発メンバーはほとんどいない状況でした。外国人エンジニアを採用する考えが固まったタイミングで、まずその方向性と今後起き得る変化を社員にしっかりと説明をしました。その上で、言語は一つ課題になると思いましたので、外部から英語の講師を招いて社内でエンジニアを対象に英語レッスンを開くということを始めていきました。

 

とは言え、英語レッスンを開始した途端すぐに英語が根付いたり、劇的に何かが変わるわけではありません。現段階において業務を滞りなく回していくためには、英語という要素がボトルネックにならない業務管理の設計をする必要がありました。

 

—業務管理の設計とは、具体的にどのような方法をとっているのでしょうか?

高頭さん:現在は、開発メンバーとプロジェクトマネージャーが開発課題や優先順位の共通認識を持った上で、一人一人が自らの強みを活かし担当の課題解決に専念するスタイルをとっています。これにより、日常的にコミュニケーションが原因で業務が止まってしまうという事態は避けることができてきます。

ミッションドリブン+仕事の進め方に高い柔軟性のある環境で、一人一人が自由と責任を持って開発課題と向き合っている

 

言語が壁となることを未然に防いでいる部分があるのも現状ですので、長期的な視点では業務、業務外含め言語の壁を超えた相互理解の促進を行なってくことも今後の課題として捉えています。

 

 

モメンタムが考える、理想のチームのあり方・つくり方

—ミッションドリブンであることは、多くのスタートアップが理想とする会社のあり方だと思います。特に、外国人メンバーの在籍率が高く異文化を内包する企業からはよく聞かれます。選考時点でもそうですが、入社してからもずっとミッションを共有し続けられる秘訣は何なのでしょうか?

高頭さん:選考については、現時点では私が一次面接から面接官を務め、ミッションやモメンタムの持つ世界観についてプレゼンをしています。マッチングに至るまでには様々な要素が絡みますが、少なくともビジョンに関してはここまで説明してもダメなら仕方ない、と思えるところまで伝えることを意識しています。

入社後については、いかに日々の業務がミッションの達成に向かっているかを可視化して認識できることが大切だと考えています。そのためにも、本当にミッションに向かえているかがわかるKPI、指標を作ってきました。

例えば、広告詐欺による無駄をゼロにするために、「どれだけ弊社のサービスが認知されるようになったか」、「顧客に対してどれくらいのインパクトを与えることができているか」、これらは定期的に数値化し確認しています。

 

"Be Super"
エントランスや至るところに、モメンタム社が所属するSupershipグループが掲げるバリューが

 

—ミッションに共感して入ったからこそ、その先も日々の業務とミッション達成への距離感がわかる仕組みであることは非常に納得感があります。特に新たに加わったばかりのメンバーに対して意識したフォローなどはあるのでしょうか?

高頭さん:外国人、日本人に関係なく、入社したメンバーに対しては、早期に成果を上げてもらうためのアサインの仕方や、強みを活かせる配置を考えています。

結果が可視化されることで、周りのメンバーからの信頼が得やすくなるためです。仕事の中で仲間から信頼されることで、プロとしての互いへのリスペクトが醸成されやすくなります。

 

—ここまでミッションドリブンであることを大切にする高頭さんにとって、理想のチームとはどういうものなのでしょうか?

高頭さん:私にとっての理想は、ミッションに個人が紐づいてチームになっているような姿です。メンバー間にヒエラルキーが存在せず、平等な関係性で構築されているチームをつくりたいと日々思っています。

IMG_5156

社長であるその立場から、メンバーと同じくミッションに紐づく1人であることを自身にこそ課しているという高頭さん

 

ヒエラルキーが存在すると、「上の立場の人」とのコミュニケーションを上手くとれる人がより高い評価を受ける構図が生まれやすくなります。外国人社員がいる弊社では尚更、日本語が話せないというだけで不利になる状況が生まれかねません。そうした上下関係の中でうまく立ち回れる人が”優秀”とされるような世界は社内に作りたくありません。

 

先ほどの互いへのリスペクトを醸成する、という面にもつながりますが、チームメンバーの関係性が平等であると感じられるために根本的に大切なのが、相手へのリスペクトだと考えています。

 

お互いへの信頼、リスペクトを醸成する環境を作りながら、『無駄をゼロにする』ミッションに個人が直接つながる、そんなチームを理想とし、これからもつくっていきたいです。


取材を終えて 〜アクティブ・コネクターより〜

多くの企業において、外国人採用は将来的な選択肢として認識されながら、実施への一歩までには様々な懸念や課題が存在します。言語の違いをはじめとし、チームのあり方も変革を迫られるケースが多い中、決して簡単に下せる判断ではないのが現実です。モメンタムさんのように、開発クオリティに直結するエンジニア採用を妥協しない決意のもと、今外国人採用に踏み切るというのは、多くのベンチャー企業が様々な点で共感できる非常にリアリティのある例ではないでしょうか。お話を伺っていると、チームづくりの根本にはミッションへの強い共感とメンバー間における平等な関係性があり、そんな土台があってこそ同じ方向を向いて踏み出せた外国人採用だったのではないかと感じました。

 

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小林喜子
小林喜子
Marketing Officer 大学を卒業後アクティブ・コネクターのインターンから参加し、フル参画。アカウントマネージャー職を経て、現在は多様性を真に強みとできるグローバルチームづくりをリアルな現場から探るため、インタビュー記事やブログを執筆、発信している。

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